こんにちは。デーコム衛生委員会です。

連日暑い日が続いていますが、体調を崩したりしていませんか?

じりじりと焼け付くような日差しと、ゆだるような暑さで、外にいるのが辛い時はエアコンの効いた涼しい部屋で過ごしたいものですね。

特にこの時期、暑さが厳しい外からエアコンの効いている室内に入った時のあの生き返るような涼しさは何とも言えないですね。しかし、オフィスや電車内、公共の施設など、エアコンの設定温度が自分で調整できない場所では、すっかり身体が冷えきってしまった!なんてことも。

そうならないために冷えがもたらす身体への影響と冷えすぎ対策、そして最適なエアコンの設定温度について産業医の先生に聞いてみました。

 

「冷え」が身体にもたらす影響

エアコンの効いた部屋にずっといると、寒さを感じていなくても、実は身体が冷えているなんてこともあります。

 

身体が冷えるとこんな影響が現れます。

 icon-caret-right 血流が悪くなる → 身体のむくみ、コリ、張りがひどくなる
 icon-caret-right 胃腸機能の低下 → 消化不良、吐き気、食欲不振などの症状が現れる
 icon-caret-right ホルモンバランスが乱れる → イライラしやすくなる、疲れやすくなる
 icon-caret-right 体内酵素がうまく作られない → 免疫力が落ちる、体内の毒素が溜まりやすくなる

 

寒い!エアコンの冷えすぎ対策

エアコンの設定温度が自分で調整できない場所へ行くときには、薄手のカーディガンなど羽織るもの持って行くと安心ですね。しかし、羽織るものがない、羽織るものを着ていても寒いという時は以下の事を取り入れてみてください。

 icon-check 適度に身体を動かす

汗ばむ程度の軽い運動をすることで血流が良くなります。冷えて固くなった身体がほぐれ、コリの改善につながりますよ。

特に業務中は適度に身体を動かすことでVDT症候群の予防にもつながります。

2~3時間に1回5~10分程度、階段の上り下りストレッチで身体を動かし、リフレッシュしましょう。

 

 icon-check 身体を温める食べ物を口にする

土の中で育った野菜や、冬が旬の食べ物は身体を温めます。特にしょうがやネギ、とうがらしは、暑さで食欲がない時でもそばや、そうめんなどの薬味として一緒に食べられるので冷え対策にもってこいです。

また、この時期は冷たい飲み物がとっても美味しく感じますが、暖かい飲み物か常温の飲み物を飲んで身体冷やさないようにしましょう。

それでも冷たい飲み物を飲みたい!という時は飲み物に氷を入れないだけでも随分違うようですよ。

 

最適な温度?クール・ビス推奨の28度って?

クール・ビスでは「冷房温度28度」と推奨されていますが、この「冷房温度28度」とはエアコンの設定温度ではなく、冷房使用時の室温の事を指します。

エアコンの設定温度を28度にしていてもフィルター掃除をしていなかったり、直射日光のあたる部屋だったりと、環境によっては必ずしも室温が28度に保たれるという訳ではありません。

小まめにエアコンのフィルター掃除をする、カーテンやブラインドを使用して直射日光を防ぐなどの工夫をしても室温が上がってしまう時は、設定温度を少しだけ低くするなどの環境に応じた対策が必要です。

 

また、余談ですが、体感温度は人それぞれ違います。特に男性と女性では体感温度が2~3度違うそうですよ。

家庭内でも寒がりな人と暑がりな人がいて、ちょうど良い温度に設定ができないという方は、エアコンの温度を少し高めに設定し、扇風機などで風を循環させると冷えすぎずに、涼しく感じますよ。

夏の暑さとエアコンの冷えすぎで夏バテしないようにぜひ、参考にしてみてください。

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