こんにちは、だーほんです。

Raspberry Piって、パーツの組み合わせ次第で色んな事ができるので面白いですね。
今回は、bluetoothボタンを押すと写真が撮れるように組んでみました。

準備物

  • Raspberry Pi 3 Model B+ 1台
  • Raspberry Pi 用カメラモジュール
  • ABShutter3 (bluetoothボタン)
  • 他、電源など

Raspberry Pi OSインストール

久しぶりに新しいSDカードを使おうと思ったら、Raspberry Piの公式ページレイアウトが変わりすぎて迷子になったので、
少しだけセットアップ手順を紹介します。(2021年3月11日時点)
参考: https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/05/news031.html

  1. Raspberry Pi 公式ページにアクセス
    https://www.raspberrypi.org/
  2. 上部タブ > Software > Our Software をクリック
  3. 一番上にある「Install Raspberry Pi OS using Raspberry Pi Imager」から、自分の環境に合うものをダウンロードする
  4. ダウンロードできた実行ファイルを開き、Raspberry Pi Imagerのインストールを開始する。
  5. Raspberry Pi Imagerから、FAT32形式にフォーマットした状態のmicroSDカードに直接OSをインストールすれば完了!

その他、初期セットアップ方法については省略します。

やったこと

Raspberry Piとbluetoothボタン

参考:https://miya15.hatenablog.com/entry/2018/11/04/145905
ほとんどは参考サイト通りの手順で行けます。
しかし私はイベント周りで躓いたので、その事例について共有します。

イベントが拾えているか確認する

1.evtestをインストールする。
sudo apt-get install evtest

2.evtestコマンドを実行する。

「Consumer Control」のほうを選択します。
この場合は0番ですね。
「0」入力後、Enterを押すと「Testing…」と出てきます。
この状態で、bluetoothボタンを押して離すと以下のようなログ?が出てきます。

「value 1」がボタン押下時。「value 0」がボタンを離したときに出てきます。

bluetoothボタンを押してみる

1.bluebuttonをインストールし、設定ファイルを準備する
前述、参考サイトの通りです。
インストール

設定ファイルの準備
Raspberry piでファイルを触るなら、個人的にはleafpadコマンドがおすすめです。
メモ帳を触る感覚で編集できます。
Raspbianインストール時にデフォルトで入るらしいのですが、前述のOS導入方法ではコマンドが認識されない…
というわけで、必要な方は sudo apt install leafpad を実行してインストールしておきましょう。
テキストエディタは好みがわかれると思うので、ぶっちゃけ編集方法はお任せします。

2.bluebuttonコマンドを実行し、ボタン押下時に「DOWN」、離したときに「UP」が出るか確認しましょう!
「-d」オプションで、デバイス名も指定してみました。

・・・あれ?
私はここで、ボタンを押しても反応して貰えなかったのです。
さて、evtestコマンドで動作確認をしたこと、覚えてますか?
あの時、反応してほしかったのは「Consumer Control」であり、「event0」でした。
おわかりいただけただろうか。
なんかこれ、「event1」を拾ってませんか…?

イベントを確認しよう

参考: https://qiita.com/propella/items/a73fc333c95d14d06835
1.参考サイト通り、デバイスファイル名を確認してみる
下記、一部抜粋

なるほど。
先ほどは「Shutter3」でデバイス名を指定してました。
どうやら、「AB Shutter3 Keyboard」のほうを拾っていたらしく、「event1」にもなっていたんですね。
では、「Consumer Control」をデバイス名に指定しましょう。

できました!!
「event0」を拾っているし、ボタンを押して離すと「DOWN」「UP」が表示されました。
ついにbluetoothボタンと仲良くなれましたね。めでたし。

Raspberry Piとカメラモジュール

参考: https://www.pc-koubou.jp/magazine/17276

1.電源接続前に、カメラモジュールを接続する。
これ、向きどっちだよ!って、USB刺すときみたいにめっちゃやり直しました。
私が持っていたカメラモジュールとラズパイでは、以下の画像の向きで使えました。

接続出来たら電源を入れてください。

2.カメラモジュールが正常に接続できているか確認

どっちも「1」であれば正常に接続できています。
うまくできなかったら諸々設定などを確認してみてください。

3.コマンドを実行して写真撮影する

sudo raspistill -o image.jpgを実行します。
すると、ファイルマネージャ(エクスプローラーみたいなやつ)にimage.jpgが保存されています!

これで撮影できるようになったので、あとはボタンを押したときに撮影コマンドが実行されれば目的達成です!やったー!

bluetoothボタンを押して写真撮影

1.bluebuttonの設定ファイルを編集する。
せっかくなので、ボタンを離したときのメッセージも変えてみました。

2.bluebuttonコマンドを実行→ボタンを押して写真撮影する

OK!
ちなみに、raspistillコマンドにオプションをつけなければ、コマンド実行から写真を撮りきるまでに5秒程要します。
遅いわ!って思う方はオプション付けて試してみてくださいねー

以上。長くなりましたが、Raspberry Piとbluetoothボタンで写真撮影、でした!
お疲れさまでした。

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